2008年10月19日

「人イヌにあう」



コンラート・ローレンツ大先生のイヌの本。
実家に落ちていたのをやっと読みました。
動物行動学の祖(と昔ききましたけど、あってますか?)
イヌの祖先ジャッカル説を唱えたのは有名な話。
(あとがきによると、その後ローレンツは小型オオカミ起源説に転向したそうです。)
残念ながら、最近のDNA解析でオオカミがイヌの再近縁と判明したわけですが(当時はそういう技術が無かったので動物の形態や生活様式から判断していたのでしょうがない)、家畜化の話はこの本で紹介されているのがひな形なんすかね?

最近のディスカッションは、オオカミが家畜化することによってイヌになったのか、オオカミからイヌ(もしくはその近縁の家畜化されやすいもの)が出てから家畜化されたのかが議論の的になっている模様。ここら辺は、まとめてレビュー書いたら面白そうですよ>だれか!

話を戻すと、こちらの本は専門書というよりは読み物として気楽に読めます。そして、内容が非常に近代的でびっくりしました。というよりも、この話が今われわれが見る犬の行動学の基礎なんですね。しつけ方法も褒めるしつけを推奨してます。ただ、当時と文化がチガウのか、いまどきは社会化の一環として求められている他人にも友好的という犬の態度は好ましくないとされているところが面白いです。彼が愛犬と過ごす「犬の日」が素晴らしくて羨ましいですよ。


ところで、イヌの近縁の話で、ジャッカルが引き合いに出されるときと、コヨーテが出される場合があって、その違いは何なのか不思議に思っておりました。

このたびwiki先生をのぞいたら、両者は同じニッチを占めるが、ジャッカルはアフリカ・ユーラシアに分布し、コヨーテは北米に分布とありました。

ひょっとして、ヨーロッパの人がした話と北米の人がした話という違いなのかしらん?

と、ちょっと勝手に納得。
posted by bay3 at 13:37| Comment(3) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
「人イヌに会う」から始まって、「攻撃」とか「ソロモンの指輪」とか、学生の頃読みあさりました。自分の専門書なんか、読まなかったのに・・・。

っで、専門間違ったかなぁ〜・・・っと迷ったりして、しかも、ぼ〜〜〜っとした学生だったので、では、もし専行を変えるとしたら、これは、どこの学部でどこで勉強する内容なのか、皆目検討つかずで・・・。なつかしい。

いまでも、あのジャッカル説、個人的には気に入っているのですけど。チャウチャウとG・シェパードの違いの話とか(もしかしたら、ソロモンの方に書いてあったのかも・・・)。

オオカミと犬の話は、面白いですよね。私もレビューを読みたいです>誰か?
Posted by kuro at 2008年10月19日 18:56
「人イヌにあう」「ソロモンの指輪」
まだ若い頃、ワクワクしながら読んだものです。
子どもの頃から、動物関係のことが好きで、それから読書も大好きだったので。
なぜか、動物とは関係ない職業に就きましたが、結局ループしてきたですよ。
おもしろいものですね。あまり本を繰り返して読む習慣がないのですが、「ソロモンの指輪」は何度か繰り返して読んだ記憶があります。
Posted by ゆうゆう at 2008年10月20日 19:11
>kuroさん、
「人イヌにあう」はチャウチャウの話が多いみたいですよ。ダックスフントはお気に召さなかったようですね。でも、チャウチャウというのが意外です。オオカミ系とジャッカル系で語られている部分はちょっと時代遅れになっちゃいましたが、そのほかのしつけのロジックや、シグナルの話などは今でもそのまま使える内容なので驚きました。つまり、近代的な話は彼からなんですね。まさに、大先生。
彼の話を読んでいると、犬は純血種の愛好だけでなく、犬という種を楽しむという道がもっと盛んでもいいんじゃないかと思えてきます。でも、見かけとかでなく生き物として強いことを評価して欲しいなあ。

>ゆうゆうさん、
「ソロモン〜」は子供のころから家にあったのですが、実は未読です。(値万死。とほほ。)今度、実家から借りてこようと思います。実は私も昔はイルカのコミュニケーションをやりたかった口なので、ある意味ループしてきました(笑)
Posted by 九楽堂 at 2008年10月21日 19:16
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