まだまだ読みかけなのですが、これは言わねばなるまいです。シープドッグトライアルをやる人は Chapter 6 は読むべしです!特に私のようにモチベーショナル・トレーニングをかじってから始めた人には内的報酬とどうつきあうかが腑に落ちると思います。
Chapter 6 はモーターパターンの解説なのですが、特にボーダーコリーでの話が多いのでお薦めです。
あまり内容を書いてしまうのもなんですが、牧羊犬においては各モーターパターンを引き出す環境を用意することがハンドラーのやるべきことのようです。トライアルでジャッジされていることは、ハンドラーが自分の犬がどういう環境で(例えば羊との距離)どのモーターパターンを出すかを把握しているかどうかなのだそうです。環境をコントロールするにはオペラント条件付けやコマンドで犬の場所を制御する、という話なわけだそうで。
バランシング・ポイントはモーターパターンの切り替えどころなんだそうです。そう考えるとなんだか納得です。
エランさんは頭を下げた eye stalk をしないのですが、本を読んだ限りでは,頭は下げないですが stalk をしているっぽいので一安心。でも、いわゆる eye が弱いってやつのようです。
シープドッグ・トライアルに勝ちたかったら必要なモーターパターンを全て持っていないとダメだそうですが、ムラのある犬はその犬が出来ることだけをすればいいと考えるのもありですよ(他の犬と分業して作業する)、というおことばにホッと胸をなでおろし(笑)もちろん、トライアルじゃだめだけどね。(そもそもシープドッグ・トライアルは良質のボーダーコリーを見いだす為に行うものなのでしょうがありません。)