2009年04月02日

"Dogs"読了



やっと読み終わりました。
一年半かかったよ、ママンorz

評価が難しい本なのですが、イヌを生物学的に捉えた数少ない本なので一読する価値はあります。

コピンジャーはイヌの起源について一番人気のオオカミ家畜化起源説とはことなる、やや自然発生説(とでもいうのかしらん?)を提唱した人です。本の前半と最後は主にそのことについて語られています。

また、彼は使役犬の研究者なので、橇イヌ、ガードドッグ、ハーディングドッグについて行動様式を詳しく語っています。特にモーターパターンの話はボダコリ飼いにはたまりません。

ただ、ダーウィニズムの解釈がちょっと独特かなあという気がしないでもないですよ。

最近話題のミトコンドリアDNA解析については、出版時期から一番古い論文の話しか載っていないのですが、それに対する評価の仕方は健全だと思います。

コピンジャーの犬種と育種に対する考え方は私的には生物学的に健全な感覚だと思いました。純血種になんの価値を求めるか?という疑問に、
「500頭の血縁関係のない雌犬でスタッド・ブックを閉じてしまった場合、10世代でその犬種の全てのイヌはインブリーディグすることになる」という例をあげて、「純血や姿形を求めるよりはどんな仕事をするイヌを作りたいかを考えたい」(注:意訳で誤訳かも)という彼の意見には同意します。

最後の引用論文リストはお役立ちです。
posted by bay3 at 19:19| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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