2010年03月18日

ドーキンス『進化の存在証明』



生物学になじみのない人はあまりご存じないと思いますが、リチャード・ドーキンスと言えば進化学の斬新なアイデアを出す大御所。彼の一番有名な著書、「利己的な遺伝子」では遺伝子という存在をどう解釈すればいいかを斬新な視点で示唆してくれたものです。(これから生物学をやる人は読んどくといいですよ。)

さて、この本は創造論者を論破する為に書かれた進化の入門書のようなものなのですが、おかげさまで今までの彼の本に比べて遥かに読みやすく出来上がっています。

なんでこんな本を犬ブログで紹介するかと言うと、ドーキンスがコピンジャーの説を多用しているからです。

自然淘汰の存在を説明するのに人為淘汰、つまり育種が引き合いに出されるのはダーウィンの当初からの論法なのですが、ダーウィンは当時人気のハトの育種をメインにしたものでした。いっぽうドーキンスは犬種の話が今に合っていると思った模様。淘汰の仕組みの説明に登場するのがイヌですよ。コピンジャーの主張する自然淘汰、人為淘汰混合説が紹介されています。そして、ギンギツネの家畜化実験の話も出てきます。

犬好きな方にはたまらない導入になっております。
進化論に興味があったらぜひ、お試し下さい。

余談ですが、たいていの犬の本ではCoppingerはコピンジャーと訳されているのですが、こちらではコッピンジャーとなっていてちょっと軽快です。(撥音系英語名の日本語訳はあまり統一されませんね。有名なハリー・ポッターは実はベアトリクス・ポターと同姓のPotterだし)
posted by bay3 at 10:09| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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