キシリトールの話題から派生してグリニーズの話題となったようですので、別にまとめさせて頂きます。
というのは、キシリトール中毒とグリニーズで犬が死亡する例は全く別の話だからです。読まれる方はご注意下さい。
kuroさんからコメントで教えて頂いた「グリニーズで犬が死亡する例」の主な原因は、グリニーズが消化されずに腸閉塞が起きるためです。
kuroさんが教えて下さったように米国のメーリングリストではグリニーズで犬が死亡する件については議論になったようで、
Main Health Forumの記事に議論のまとめに近いものが記載されています。
グリニーズで犬が腸閉塞を起こす原因はおそらく、犬が大きな塊で飲み込んだときに、それが消化されずに腸に詰まることのようです。
そのために、この記事の筆者の属するメーリングリストでも、塊のグリニーズを使うのではなく、詰まらない大きさのものを使うという方法が提案されているようです。(グリニーズのラインナップには、歯ブラシ型でなく、より小型犬向けのビッツ状の商品、リルビッツをがあります。)
私が見つけられた死亡例はポメラニアンとダックスフントであり、また、上記の記事の記者体験談はジャックラッセルテリア(2cmぐらいの塊を丸呑みした)です。
犬の体格にも関係するのかもしれません。 kuroさんからのこの記事へのコメントで教えて頂きましたが、ジャーマンシェパード、ゴールデン・レトリバー、ドーベルマンでも報告があるそうです。
「噛み砕いて飲み込んだものがお腹の中でまたひとつに固まる」という説は発見できませんでした。どちらかというと、飲み込んだ塊が消化されないという様相のようです。
したがって、「固まる」というのは、飲み込んだ塊が「消化されずに固まってしまう」という意味だと思いますので、「いっぱい食べてしまった!」と心配するよりも、「でっかいまま飲み込んじゃった!」ということを心配しなくてはいけません。
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kuroさんが教えて下さった例はこちら、
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ほかに見つけたものとしては、ダックスフントのBurtの死亡で飼い主が裁判をおこしたものについて、
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多くの人が書いていますが、同じ危険はローハイドのガムやラバーのおもちゃにもあります。
ナイラボーンだけを壊さずに10年使っているボーダーコリーを飼っている人の「それみたことか」というコメントも見かけましたが、世の中そうはうまくはなかなかないかないのが悩ましいです。多くの犬には悩みはつきないですね。
幸い、我が家ではグリニーズで腸閉塞も起きたことはなく、未消化ででてきたこともないので、食べているときや食べた後の様子に気をつけながら使い続けることになると思います。
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※コメントもよかったら読んでみて下さい。